2015年6月14日(日)
14時~:交流会
17時30分~:お食事会
毎年恒例となっている「やっぱ愛ダホ!Idaho-net」関連企画。
今年のテーマは「こんな条例、あったらいいな!」としました。
渋谷区の同性パートナーシップ条例が話題になるなか、自分たちの街にどんな条例があればいいと思うかみんなで話し合ってみようということで、企画しました。
参加者は、スタッフ含めて20名。食事会の参加者が22名(食事のみ参加の方は4名)でした。
年代は20代から50代までといつもながら幅広く、セクシュアリティも(狭い意味での)LGBTだけでなく、「わからない」、アセクシュアル、Xジェンダーなど、これまでと同じようにいろいろでした。
簡単な自己紹介のあと、三つのグループにわかれて、前半の時間には、日頃困っていること、「こうだったらいいのに」と思うことについて、「学校」、「仕事・職場」、「医療・福祉」、「その他」の四つの領域ごとに出し合いました。
後半の時間では、前半に出しあった困りごとを解決し、「こうだったらいいのに」と思うことを実現させるためにはどんな法律・条例があったらいいかについて話し合いました。
今回も模造紙と付箋を使ってみました。
前半では、たとえば「学校」についてだったら、「教科書に『思春期になるとだれもが異性への関心が高まる』って書いてあるのはおかしい」と言う人がいて、「あぁーたしかに」という声があがるなか、その人は「教科書」と付箋に書いて模造紙にペタッと貼ります。
休憩時間にお茶を飲んだり展示の資料を見たりしたあと、後半ではどんな条例・法律があったらいいか考えるなかで、「教員へ研修の義務づけが必要」とか、さらに「学校だけでなく企業や病院・福祉施設でも研修を義務づけられないか」、などと意見を出しあい、付箋に書いて貼っていきます。
そのあと、グループごとにたくさんの付箋が貼られた模造紙(写真参照)をお互いに見せながら発表をして、考えたことをみんなでシェアしました。
終わりに、スタッフがスクリーンを使って、レインボー金沢も参加しているLGBT法連合会が作った、当事者の困難リストとLGBT差別禁止法の市民案の紹介や、渋谷区の条例のポイント説明をさせていただきました。
どちらかといえば、肩ひじはってむずかしそうな話をするというよりは、思いつくことを気軽に出しあって考えあう時間になったのではないかと思います。
食事会では、押し寿司やオードブルなどを食べながら、あれこれとおしゃべり。
交流会には参加できなかった方も、元気なお顔を見せてくださいました。
あっさりしすぎていて若者には物足りないとの評価のある押し寿司ですが、金沢の名物でもあり、またできる限り参加費を安くしたくて、すっかり定番となっています。
手作りのものを持ち寄れればいいのですが、スタッフにその余力はなく・・・(泣)。
今後も差し入れ大歓迎です♪
参加者の声
内容も充実し、いろいろな意見が発表されて楽しかった。
いろんな人の困っていることが聞けて、また自分の困っていることをシェアできてよかった。
法律で最初のうちは、トラブルを防ぐしかないとは思いますが、近いうちに常識になるといいなと思います。
とてもよかった。LGBTについてすごく勉強になった。わたしが思ってる、感じている事と、かなり一致したので、とてもうれしかった。
もう少しやわらかいテーマで、ワイワイ話せればよかったかなと思います。
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